社長挨拶
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Top Message
人の思いとテクノロジーで
「幸せ」を運びます。
代表取締役社長 野澤 知広
2022年2月、当社はイオンとSBS両グループのジョイントベンチャーにより誕生した企業です。私たちはイオングループが新たに立ち上げたオンラインマーケット事業で、お客さまに商品をお届けするラストワンマイルを担います。共働き世帯の増加や、コロナウイルスを起因とする社会環境の変化により、消費者の価値観やライフスタイルは大きな変化を遂げています。忙しくてスーパーに行けない、週末は家族とプチ贅沢をしたい、重い荷物を運ぶのはつらいなど、ニーズも多様化しています。この様な新たなニーズに私たちはオンラインマーケット事業を通じて、お応えしていきます。
オンラインマーケット事業を担うイオンネクストと、当社イオンネクストデリバリーの社名には、どちらもネクストという文字が含まれています。そこには文字通り、新たなサービスや価値を提供するテクノロジーを活用し業界・業種を超えた新しい働き方をするなど、イオンの次世代企業を創るという思いが込められています。
私たちが手がけるオンラインマーケットの特徴は、英Ocado社との連携によるAIを用いた最先端のロボット技術など、世界のトップリテーラーが利用するテクノロジーを導入している点にあります。
イオンネクストが運営するCFCと呼ばれる自動倉庫では数万品目にのぼる豊富な商品を取り扱い、注文商品をロボットが自動的にピッキングし、お届け先ごとに仕分けを行います。そして、ご指定配送日ごとに細かく設定された配送枠の中で、AIが最も効率のよい配送ルートを自動的に設定し、時間までに確実にお客さまへお届けします。しかも、お客さまのご注文からお届けまでを、すべてグループ内で一気通貫することによって、配送効率を大きく向上させることができます。
そして、お客さまの満足度を決めるポイントの一つは、商品をお渡しする瞬間です。お客さまとのリアルでの接点は、商品をお届けするわずか数十秒。お客さまのサービスに対するイメージは、すべてここで決まってしまいます。このブランドイメージを創る重要な部分を担当するのが、当社のデリバリークルー(ドライバー)です。お客さまからのご意見やご要望を伺い、商品やサービスの改善に活かしていく役割も担っています。
当社で活躍するデリバリークルーは、経験・未経験や男女を問わず、さまざまな業種から集結しています。その多様性を生かして革新し続けることで、事業をより強く良いものにしていきたいと考えています。挑戦し続ける組織の強さはリーダーの意思だけでなく、事業に関わる一人ひとりの思いや行動でできています。企業を支えるのは従業員ひとりひとりです。だからこそ当社で活躍していただく方々には、チャレンジ精神や自己成長の気持ちが欠かせません。柔軟な発想によって提案や改善活動ができる方が集まれば仕事も楽しくなるし、やりがいも生まれ、そこから革新も生まれてきます。会社としてもデリバリークルーが少しでも仕事がしやすいように、配送業務をサポートする仕組みやシステム面でのさまざまな工夫を採り入れています。私自身も実際にデリバリーの現場に出て配送業務を体験し、そこで経験したことや感じたことを活かして仕組みづくりに取り組みました。安心して業務を行えるように教育研修の機会も設けています。入社後、適性を活かして拠点長やトレーナーとして活躍できる道も準備するなど、仕事を通じて成長できる場を提供していきます。
オンラインマーケット事業は、東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県をカバーし、その後も規模を拡大していく方針です。創業期の会社だけに、新しい仕組みややり方を取り入れながら、つねにアップデートを続けていかなくてはなりません。今後も新たなテクノロジーや取り組みを積極的に取り入れて、改善を続け新しい価値を提供していきたいと考えています。お客さまには、まずは利用していただき新しい価値を実感していただきたいと思っています。当社のミッションは、事業を通じ、「みんなを幸せにする」ことです。例えばお客さまは必要な時に必要なものがご自宅に届く事により、これまで以上に家族との時間を過ごせる。お取引先様にとっては配送によりさまざまな場所で自社の良い商品を知ってもらうことができる。当社の従業員は仕事を通じ自己成長ができ、さらに仕事とプライベートが充実して、家族も幸せになる。もちろん配送業ですから、すべては安全の上に成り立つことが大前提ですが、「運ぶ」ということを通じて、すべてのステークホルダーが幸せになっていただける、それが当社の存在意義だと考えています。